映画のタイトルは、「八十七歳の青春 市川房枝生涯を語る」
今年で女性参政権が我が国で認められて80年。その最大の功労者の一人である市川房枝さんの語りをベースにしたドキュメンタリー映画です。上映後、感想を述べました。
教科書では、GHQの指令で女性参政権が認められたと習いますが、戦前に女性参政権法案が衆議院を通過したものの、貴族院で否決された歴史があることを初めて知りました。そして、戦時下に突入すると、それは議題にもなりませんでした。
戦前から女性が政治に参画していたら、戦争への道をひたすら歩むことがなかったのではと思いたくなります。
市川さんは晩年、日本がきな臭い状況になってきたと語っています。
奇しくも今年、女性初の総理大臣が誕生。女性の政治参画という点では画期的なことですが、防衛費をGDP比2%にすることを年度内に前倒しで実施することを表明するなど、天上にいる市川さんは複雑な気持ちになっているのではないと推察します。












