10/11(土) 公明党が連立から離脱との衝撃が走りました

一夜明けるまで色々と考えましたが、やはり日本政治の転換点となる出来事であることは間違いないと思います。

 

まず、自公連立政権が26年も続いたという事実を重く受け止めたいと思います。

 

欧米の政治学者に言わせると、政策的にかなり違いのある政党が連立を組んだとしても短命で終わるのが普通で、それが四半世紀以上続いたことに驚きを禁じ得ないようです。

 

自民と公明はそれぞれの幹部同士が信頼関係を構築し、相手の顔を立てながら合意形成をしてきました。

 

それが時の経過とともに人間関係は希薄になり、公明党が一貫して訴えてきた「政治とカネ」の問題も十分に対応されないままでした。

 

さらに今回の自民党役員人事に至っては、公明党への事前の相談もなく、国民民主党と極秘に会談を行うなど、公明党の顔は完全に潰された形となりました。

 

さて、これからの首班指名に向けての動きですが、わが立憲民主党は野田代表に拘らず、玉木雄一郎氏も総理の有力候補だと国民民主党に伝えています。

 

それに対する返答なのか、Xへの投稿で玉木氏は、総理大臣を務める覚悟があると述べ、基本政策の一致が条件であるとしながらも総理への意欲を示しています。

 

これから野党の政策協議が始まり、そこには公明党も加わるとの報道がありますが、如何に最大公約数を見出し、政策合意に至ることができるのか?まさに野党の政治力が問われています。

 

少なくとも協議に参加する政党は、自民党政権の存続より政権交代した方がベターと思っているのは間違いありません。まさに小異を捨てて大同につく覚悟が求められていると思います。